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<ネタバレ>オードリーの映画で(容姿ではなく役の人格が)一番カッコいい作品だと思う。人間の狡さと弱さと良心を潔く演出、尻上がりに緊迫感が増し、もう目が離せません。「乙女の祈り」も子どもが強烈だけど、本作も子役が演じるド憎たらしさの上手いこと!・・でも私はこの子に「そうだよ、寂しいんだよね」とも肩持ちます、ワぁンだめねぇ私。またシーンによって別人に見える祖母役もお見事ですわ。でも何といっても6:4(私は5.5:4.5くらいに感じるが)に保つオードリー:マクレーンのバランスは監督と2主役の腕でしょう、素晴らしいです。心情を無言で語る窓辺のマクレーンの表情に+1点。再見が辛い以外、何も文句ありません。モノクロの時代って傑作多いわね。’36版は知らないけど。