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<ネタバレ>すでに過去のものとなってしまったスター女優の憂愁。スターであった輝かしい過去と、世間からひとり取り残されてしまった現実の明暗がどことなく寂しさを感じさせる。しかし現実逃避なんだろう、未だにスターであると信じ続けている。あるいはスターであり続けなければいけないのかもしれない。そんなノーマ・デズモンド役のグロリア・スワンソンの鬼気迫る演技が素晴らしい。と言うかむしろ怖い。過去の栄光にしがみ付く役者、廃れた役者は捨ててしまう現場。どちらの心理も当然かもしれないが、現実として怖いものがあるね。現場としては新しい役者を連れてくればいいけど、行き場のなくなったプライドの高い女優は・・・狂うしかないのかな。