<ネタバレ>度肝を抜かれました!
要塞のようなキャデラックに立て籠もる .. >(続きを読む)
<ネタバレ>度肝を抜かれました!
要塞のようなキャデラックに立て籠もる相手に対し、こんな復讐のやり方があるのか?!と。
なにより、その発想にぶっ飛びでした。思わず口あけて画面に見入っちゃいましたよ…。
ストーリーはシンプルなのに、最後まで心理的駆け引き等もあって気をそらせない、面白い作品です。
あと、ストーリーの見せ方が、単なる「殺された妻の復讐」ではなく、亡霊となった妻が「私と、私とあなたの子どもの仇を討って」と夫にささやき続け、それが強いモチベーションとなり、あの壮絶な復讐へと続く、というのがスティーブン・キングらしいです。
2人が欲しかった子どもがやっと出来たと知れた時、妻には死が訪れ、夫には固い復讐を誓わせた、という図がせつないですね。
許せない・哀しい・正義感、そーゆう表面的でも万人にわかりやすい感情だけを扱うのではなく、深く読み取れる人にはわかる、それも徐々に沁みこんで行くようにわかる、という描き方をするところ。
そーゆうキングらしさが、今回すごくあって、そこもよかった。長すぎないのもヨカッタです(笑)。