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タイトルロールが長い。ちょっと早送りしたい。みなさん酷評ですが、私はそれなりに面白かったです。監督が「シックス・センス」の人だとすっかり忘れて見たのもよかったのかも。
妻を突然に奪われた事により、信仰だけでなく人生の意義さえもを失った牧師。しかし、その妻を奪った「何者か」は結局「神」なわけで、「奪われた」と思っているらしい主人公は、最初から信仰は捨ててないって事じゃん。これでは、よい方向へと現れなければ神を信じられないって言っているのと同じではないのか?と、これはちょっと深読みでしょうか。 まぁ無宗教な人間なので、この映画の主題のひとつ「信仰」については、どうしても頭でしかわからない所です。あまり考えすぎない方がいいのかもしれません。
それと同じで、「なぜ宇宙人なんだ?」と気がついてしまうと、映画自体がとてもしょーもない様に思えて来てしまいます。決してしょーもなくはないのですが、取り合わせが珍妙なのです。そこに気づいてしまうと、「オイオイ」な気持ちになってしまいます。ヤバイです。
とりあえず、「宇宙人はほんのエッセンス」と思った方がいいかもしれません。そうすれば、ひとりの人間の人生の、家族の、信仰の、悲劇と挫折と悲しみからの再生の物語としては、なかなかよいと思います。
それなりにユーモアもあり、映像はなかなか美しく、また娘役が超かわいいです。