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映画版は子供の頃に見た記憶があり結構衝撃を受けた覚えがある。今見ると、ミステリーってわけでもなくて、ストーリーとしてはたいした話でもないようにも思えるが、それはオチを知っているからだろうか。ドラマ版は映画版とは内容が多少異なるように思えるが、大谷直子の妖艶さ、佐藤慶の怪演、鶴見辰吾の瑞々しさ等、その他演者も皆素晴らしい。松本清張本人出演はちょっとヤリスギかなとは思うが。で、なんかこのドラマの雰囲気ってどこかで見たような気がするなと思ったら、演出が和田勉だったとは。製作から40年以上が経過しているわけだが、昔のドラマは重厚感があり、見応えがあるとあらためて思う。いくら撮影技術が進化しても追いつけないものがあるのが文芸なのかもしれない。
尚、最近は広島選挙区でやらかした政治家夫婦で話題の「天城越え」だが、数年前に天城トンネルは車で通った事がある。昔と殆ど変わらない姿を留めているのが印象的だった。