原作未読だが、大変有名なので期待していたのだがハズレだった。 .. >(続きを読む)
原作未読だが、大変有名なので期待していたのだがハズレだった。これだけの権力ネットワークで知能犯でもない水沢ひとりを殺すのがそんなに難しいとも思えず、殺害に何度も失敗して次々を犯罪を繰り返す事に違和感があった。物語それ自体もそんなに面白いという事もなく、謎解き要素もあまりない。原作者の作品は読んだ事がないが、アチコチで発言しているので、どういう思想の持ち主かはだいたいわかる。たぶん主題というか訴えたい事は他にきっとあるのだろうが、それを2時間超では映像化しきれなかったのだろう。または、元々そういうつもりもなくて、映像の力を利用してエログロで押し切ろうとしたのかもしれない。という意味においては、映像化の可能性よりも限界を感じさせる作品でもある。