包帯巻いてる前半が顔とアイデンティティーとの関係を中心とする .. >(続きを読む)
包帯巻いてる前半が顔とアイデンティティーとの関係を中心とする内面的な問題を扱い、包帯取れて他人の顔になってからは自己と他者との関係を中心とする外面的問題を扱うという2段構えの構成で、かなり哲学的なテーマに取り組んている印象ではあるが、映像化するとどうしても説明が多くなって冗長になってしまうという難点はある。これをきっかけに「顔の哲学」に興味関心が沸くようなら、原作やレヴィナスを読んでみて、自分なりに考察を深めていけばよいのかと。