これだけのセット、エキストラの壮大なスケールの映画にしては、 .. >(続きを読む)
これだけのセット、エキストラの壮大なスケールの映画にしては、あまりにもクローズアップが多く、またカットが目まぐるしく変わるのには個人的に少々うんざりしてしまいました。クローズアップはこう使うんですよという教科書のような「シナラ」を見たすぐ後にこの作品を見たせいもあるかもしれませんが、どうも勿体無い気がして仕方ありません。時折、引いた壮大な画も見せるのですが、チラッと見せただけでカットが変わってしまいます。エルサレム戦のシークェンスのラストも、門に対峙した双方を俯瞰したカメラが上昇するという神の視座として終えるのもどうも通俗的に見えました。とはいえ、スタッフやキャストに漲るエネルギーは十分に感じさせていただきましたです。