ワイルダー、ハリウッド監督10作目。ワイルダーの本質どうこう .. >(続きを読む)
ワイルダー、ハリウッド監督10作目。ワイルダーの本質どうこうは置いといて、いわゆるワイルダー的、小粋なラブストーリーの登場です。
オープニングで、オードリーが木に登った瞬間、見る者はすべて、オードリーのタニマチと化してしまいます。そしてシャンパングラス、オリーブ、傘などの小道具を使うワイルダーチックなストーリィ展開に魅了されていきます。
が、そこまで評価したうえでマイナス点を少々。
■皆さんご指摘の通り、ボガードは明らかにミスキャストですな。おっさんすぎます。
■いくら変わったといっても2年で誰だかわからないって、そりゃーちょっと・・・
■フランスの料理教室が英語だぞ。
■娘を思う運転手の気持ちをもっと考えてやってよー。
■サブリナ、簡単に自殺しずき。
■サブリナはなんであんな放蕩息子をずっと好きなんだ、等々。
それから、この作品がワイルダーがパラマウント社で製作した最後の作品になってしまうのですが、劇中で紹介される次作『七年目の浮気』が、20世紀フォックス社での製作だというのはなんとも皮肉、です。次作ではいよいよマリリン・モンローが登場!