「男優霊」ではやっぱり駄目でしょうな。女優という言葉の響きが .. >(続きを読む)
「男優霊」ではやっぱり駄目でしょうな。女優という言葉の響きがもつ情念を、映画スタジオを舞台に、じわりじわりと演出していきます。中田秀夫監督は、映画スタジオを“思い”染み込む舞台に仕立て上げることで、これから生きることになるその映画界への自らの熱情を表現したかのようでありました。柳ユーレイが足を引っ張られていく姿は、「こんなおっかない世界でこれから僕は生活していくんですよ、だから皆さん応援してね」てとこでしょうか。うん、応援していますので、どうか「ザ・リング2」でハリウッドに旋風を、いや情念を撒き散らしてくださいませませ。