光と影のコントラストが、3人の人生の光と影を浮かび上がらせる .. >(続きを読む)
光と影のコントラストが、3人の人生の光と影を浮かび上がらせる。過去の人生の影の部分を必要以上に語らない事が、リングでライトを浴びたいというボクシングに関わるそれぞれの思いを強く感じさせる。そんな中で夢も希望も持たず生活保護を受け社会の底辺で生きてきた母の語る、汚い事をしても負け負けという言葉がリアルな現実の世界に引き戻す。そんな母をよそに、お互いの過去の影を埋めるように擬似親娘のような関係を続けてきた彼らが、ラストは親子や神との関係を超えた関係となる事で幕を閉じる。