成瀬監督の映画を始めて観ました。第一印象は鎌倉のハイソな小津 .. >(続きを読む)
成瀬監督の映画を始めて観ました。第一印象は鎌倉のハイソな小津とは違う下町の小津といった雰囲気、整然と整った道は丸の内のビルではなく横丁の路地、カラッとした上品なセリフ回しでなくどこか湿り気を感じることばなのは芸者のせいでしょうか。小津調を感じながらも全然質感が違って感じるのが成瀬調なんでしょうか。芸者置屋における女模様、様々な思惑が入り乱れバラバラになるかと思いきやかろうじて体を成す女一家。ラストの山田五十鈴と杉村春子の大先生2人の三味線セッション、魅入ってしまいました。