十代の焦燥と苛立ち。そして夏。
使い古されているテーマ .. >(続きを読む)
十代の焦燥と苛立ち。そして夏。
使い古されているテーマだと見くびっていたが、凄くドラマティックに仕立て上げられていて驚いた。何しか丁寧。雑味がほとんどない。誠実な作品だなぁと、鑑賞後に溜息。
舞台が京都というのも巧く、於保佐代子を始めとするキャスティングセンスも見事。とりわけ素晴らしいのはPE’Zの音楽。チリチリと切なく、そして深いメロディと映像のマッチングが何とも言えない素晴らしさ。
今後の中村作品は、注目しておきたい。