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<ネタバレ>ヒネた脚本がキラリと光る、文学作品の佳作。視点は人間目線なのに憐憫もユルく、滑稽きわまりない人間模様なのに下卑た感じもどこか希薄め。作中の三國連太郎・大竹しのぶのやり取りが、秀逸でした。映画を楽しむというよりは、戯曲を楽しむ感覚なんでしょうか。何か舞台向きとも思える演技というか、ストーリー進行というか。院長が訳のわからないマッサージを受けているシーンと、姥捨て山での母・兄弟・嫁のやり取りが、異様に可笑しかった。