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<ネタバレ>表面的かもしれませんが、こんなふうに感じたでつ。能力や努力に関係なく、生まれだけで生き方が制限されるアメリカ社会。おとなしい奴隷になるか、犯罪者になるか。そのどちらも間違っている。社会も変えなきゃいけないし、自分たちの負け犬根性も正さなければいけない。おそらくここまでがマルコムの主張として描かれたと思うでつ。で、スパイク・リー監督独自の主張として、こんなことをいいたかったのではないかと思うでつ。カリスマ的なリーダーが必要なんじゃない。結局自分のふところが豊かになれば、仲間のこと社会のことなんてそっちのけで、既得権を争って足の引っ張り合いがはじまってしまう。でもそれじゃいけない。ひとりひとりがマルコムのように理想を持って動いていかなきゃ変わらない。最後に子供たちひとりひとりにアイムマルコムXって言わせたのはそゆことかなとおもったでつ。なんかダメダメな高校に赴任してきた熱血ラガーマン教師みたいでつ。でも映画でも出てたけど、アメリカ政府はそういう変化を望んでないっていうか、むしろそういう芽は摘み取りたいみたいなのね。ごり的に、せつない映画でつ。メッセージが重くて、単なる映画としては批評しにくいでつ。