<ネタバレ>寺山修司の5本目の長編映画(中編の「草迷宮」を含む)。この作 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>寺山修司の5本目の長編映画(中編の「草迷宮」を含む)。この作品は本格的に官能映画を撮ろうとしたようです(原作はポーリーヌ・レアージュ「城への帰還」)。この『O嬢の物語』というのはかなり有名らしいんだけど僕は知りません。舞台を香港・上海に寺山が設定したらしいです。この映画はクラウス・キンスキーの怪演が見ものですね。あと新高恵子も怖い!寺山映画お得意の心中も見れます。あと密かに小松方正さんも出ていますね(少年の父親役です)。J・A・シーザーの音楽は映画に合ったマトモで綺麗な曲です。まあ見どころなどはそんなとこでしょうか?寺山修司のなかではさほど難解な映画ではないので(二人の行動は理解できんが…)疲れずに観れるでしょう?