<ネタバレ>この映画がテレビで放送された翌日、学校の教室や校庭には、にわ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>この映画がテレビで放送された翌日、学校の教室や校庭には、にわかブルース・リーと化した悪ガキどもが多数出現し、「あちょー、あちょー!」と叫んで脈絡なく暴れ回っていたものである。
そんな思い出はともかくとして、映画そのものは、正義のヒーローが悪人をバッタバッタと倒していく、よくあるパターンであるが、そこに「東洋の神秘」が重ねられたものだと言えまいか。
そうなってくると「キワもの」になる心配があるが、そんな事をみじんに感じさせないのは、アメリカ側スタッフの「東洋の神秘」に対する敬意が、しっかりと払われているからだろう。冒頭、主人公が少年に対し、武道の心得を教えるシーンに、そんなものを感じた次第である。
アメリカに渡ったブルース・リーは、大変な苦労をしたという。それが、この映画の大ヒットで、報われたのである。