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<ネタバレ>実はこの映画、けっこう不純な動機で観ました。案の定「ベルンブルク先生って女じゃん!」などと喜び勇んで観ていたのですが、これがなかなか真面目な内容でした。主人公の少女マヌエラは他の生徒たちとは違い、先生のことを実の母親のように慕っていたのでしょうね。最後は学園内の"悪の親玉"である校長が打ち負かされたにも関わらず、どこか物悲しい余韻が残ります。昔の人々は良い映画の撮り方を知っていた…。それにしてもジャン・ヴィゴの『新学期操行ゼロ』が"反社会的"という理由から上映禁止処分になり、こういう作品がすんなり公開されるというのは何とも面白い話ですね。