思っていたほど政治的に作られてない。私でもそう思って見たくら .. >(続きを読む)
思っていたほど政治的に作られてない。私でもそう思って見たくらいだったので、世間に対して相当誤解されている可能性のある作品だと思います。泣かせ所(あまりこういう表現はこの映画には使いたくないが)が幾つかあり、胸の詰まる想いが致します。でも敢えて厳しく不満を述べると、あの最後の戦いは「大和」だけではなかった。「大和」の他に軽巡洋艦、駆逐艦合わせて計10の艦艇が艦隊を組んで沖縄に出撃、そして共に闘って大和を含め半分以上が沈んでいる。これに対する描写がほんの少しもない。全くない・・・。いかに「大和」の為の映画とはいえ、あまりにも偏りすぎ。せめて闘っている大和の背景に、少しは一緒に闘った艦艇を入れてもいいのにと思った。CGを使っているのだから尚更と思ってしまった。これは史実を基にして作った作品なのだから、少しはそういう所に思いを馳せてほしかった。その点が残念に思いました。最後に音楽が久石譲にしてはなんだか単調。ほとんど印象に残らない。長渕のEDは印象には残るが、あまりいい唄ではなかった。