アメリカが作った映画だから、アメリカ万歳映画なのはしょうがな .. >(続きを読む)
アメリカが作った映画だから、アメリカ万歳映画なのはしょうがないです。この点は分かっています。でもやっぱり我慢できなかった・・・(苦笑)。アメリカ兵が苦戦している回だって、当時の戦況は局地的にみれば確かに米軍が苦戦していたのは間違いはない。でも敵国のドイツはもっと厳しい状況で、なけなしの最後の戦力をつぎ込んででの戦いであった。米軍が苦戦している描写を導入するのであれば、ドイツ軍もまたそれ以上に苦戦していた事実を入れて欲しかったと思うのは見当違いな要求でしょうか。どうしても鑑賞中はその思いが常に頭にあったせいで、激しいシーンも残酷な描写も冷静に見てしまった。とはいっても細部にまでこだわった、セットや装備、戦闘シーンをはじめ、何気ない部分にまで戦争中という事を強く感じさせる「こだわり」には敬意を表したい。個人的にはやはり「衛生兵」の回が秀逸だと思います。途中までは凄かったのですが最終回の安堵感が、緊張感をぷっつり切ってしまって、10作合計の総合評価は厳しくなってしまいました。