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<ネタバレ>結局、最後は今まで特攻隊を扱った他の映画と同じく彼らを「英雄」として「感動させよう」とした事にがっかりしました。孫娘と漁師の若者が高倉健たち大人に魅力を感じていたのは、彼ら特攻隊だったからではなく、彼らの人となりに惹かれたからですよね。なのに「特攻隊だった彼らだから」を強調しすぎていてつまらなかった。夫婦が何十年も引きずる男の存在が、ハーモニカと許婚に送る言葉だけでは薄っぺらすぎて理解できなかった。もう少し戦争によって芽生えた人と人との信頼感、尊敬などの話を丁寧に描いて欲しかった。戦争をしてはいけないというメッセージなら、韓国人の遺族が最後まで怒り、日本人を受け入れなかった事にも大事な意味があると思います。戦争映画を扱う以上、心意気だけではいけないと思う。