あの狂犬のような犬をやっつけた時までは逆に「やったね~」とい .. >(続きを読む)
あの狂犬のような犬をやっつけた時までは逆に「やったね~」という感じだったが、だんだんと悪さがエスカレートしてくるのが、正攻法だけどすっきりしなかった。最初から両親の人間像を殺したくなるような人物設定にした方が面白かったかもしれない。少年犯罪者にはやはり何らかの精神的な理由があって犯罪を犯すはずであり、この少年の環境の何がそうさせたのかが描ききれてないのが残念な気がする。
ミステリーの古典の短編傑作に「ある殺人者の肖像」という作品があり、あの雰囲気で映画化されたらもっと味わい深い作品になったのではないかなあと思っています。それにしても主演少年2人の演技はさすがに素晴らしいと思う。