本作を観る前にオリジナルの「ゾンビ/米国公開版」を観ました。 .. >(続きを読む)
本作を観る前にオリジナルの「ゾンビ/米国公開版」を観ました。オリジナルではジワジワと恐ろしさが感じられる仕上がりになっていましたが、リメイクされた本作では野球で言うと観客がバッター、作り手がピッチャーでバッターが常に球速150km級の豪速球を投げ続けられるみたいな感じでしたね。基本的な流れはオリジナルと同じく「ショッピングモールからの脱出」ですが、本作ではゾンビの描写、登場人物の数や役柄など細かい設定が多く変わっていました。特に皆さんがよく指摘してるゾンビの全力疾走ですが、アレは凄い!まるでカール・ルイスやモーリス・グリーンが大挙して襲って来るような勢いでしたね、ハイ(笑)まぁ勿論ノロノロ動きのゾンビも好印象なんですが、「実際に襲われたくない!」って言うならば、俺は前者の方ですね。映画全体的としてはオリジナルと比べて、とてもテンポが早く常に緊張感が途切れず、あっと言う間の1時間半でした。この監督は本作がデビュー作らしいけど、それにも関わらずこれほど楽しめる映画を作れるのはなかなかの手腕だと思います。だけど、登場人物が必要以上に多い。それに比例するかのようにドラマ部分の掘り下げが甘く感じましたね。それと無駄死にも多すぎる。チェーンソーが出た時点である程度嫌な予感はしてましたが予想通りに誤って人が切られたり、仲間同士で撃ち合いになったりとゾンビ外の死が目立ったのはあまり頂けないなぁと。個人的にはCJがムチャクチャかっこよく感じましたね(あと熱血吹替えの大塚芳忠さんも/笑)もしも俺がゾンビに襲われて死ぬんだったらCJぐらいにかっこよく死にたい・・・(←アホ)あと、ラストですがエンドクレジット内で描かれていたのは正直要りません。エンドクレジット直前のあの辺りで止めておけばスッキリして終われたのに・・・ってか今思ったらこの映画にスッキリもクソも有るわけ無いか(爆死)