<ネタバレ>相当の力作。冒頭から「洋服の生地はどうやって調達するんだろう .. >(続きを読む)
<ネタバレ>相当の力作。冒頭から「洋服の生地はどうやって調達するんだろう」「鉄製品等、材料は?」と、気になって気になって仕方なかったが、オチには驚愕した。
ユートピアを築いて満足する彼は、病気の子供は見捨てるが、娘の恋人のためにはユートピアを崩す危険を冒す、なんと主観的で勝手な行動。
秘密を知らず、金、という概念のない若者たちは幸福なのか不幸なのか。
知ってしまったアイビーは、今後、病人が出たらどう感じるのだろう。冷静になったとき、ノアをどう思うのだろう。
ノアの死はみなを救ったのだろうか。
エンディング後、いろんな思いを抱いてしまう、複雑な映画だった。
このオチをここまで引っ張れるのは、役者が良いからでもある。
どの役者も、人をひきつける迫力を目に持っているように感じた。ルシアスやノアに負けないほど、アイビーの盲目の目は光っていた。
アンブレイカブルと同様、大傑作。