<ネタバレ>序盤から四十分近く時間を割いている「隣人への疑惑」が、結局、 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>序盤から四十分近く時間を割いている「隣人への疑惑」が、結局、本筋とは全く関係無しというのが最も致命的。おまけに一番身近で怪しい人間が犯人という、そのまんまのオチ。サスペンスとしてあまりにもありがち。
驚かせ方も静かなところで急に大きな音を立てるというビックリ箱パターンの繰り返し。全体的にテンポも悪い。あと三十分は短縮可能な内容。
隣人との関係や犯人との共謀、過去の事件との兼ね合い、彼女の妄想など、もっとサスペンスミステリーとして面白く出来たはず。何でもかんでもドンデン返しをすればいいってものじゃないけど、もう少し展開や人間関係には意外性が欲しかった。
話題性のために仕方ないとは言え、超メジャーなハリソン・フォードを起用するというのも、この手のジャンルにとってはマイナス。脚本で勝負せず、監督の「役者頼み」のような志の低さが、この作品を凡作にしている最大の要因。