<ネタバレ>シュワちゃんの魅力ありきの映画。彼じゃないと、映画と現実世界 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>シュワちゃんの魅力ありきの映画。彼じゃないと、映画と現実世界のギャップに説得力が出せないと思う。
始めは安易なアクションコメディかと思っていたが、後半にかけて意外とシリアスなテーマも垣間見えて来る。
現実世界に来たヒーローは「ただの人」になり、架空の存在であった事に苦悩しながらもヒーローであろうとし、そして悪役は現実世界の俗悪さに衝撃を受けつつも、悪役である事を貫く。その対比は彼らが現実世界の存在ではないからこそ際立つ。
惜しいのは、映画と現実を行き来する事で、「自己存在証明」というテーマを、エンターテイメント性を保ちつつ、もっと深く追求できたはずなのに、その辺の突っ込みがちょっと中途半端な点。