相変わらず、一歩間違えばコントになりそうな内容。全体的に丁寧 .. >(続きを読む)
相変わらず、一歩間違えばコントになりそうな内容。全体的に丁寧に作られていて好感は持てるものの、ノリも展開も前作とほとんど同じ内容で新鮮味は薄い。結局、「運命」と「必然」と「偶然」なんて、どれも同義語みたいなもんですし、それと同じで、悪魔(死神)と神も同じような存在ですしね。結局、人智を超越したところで生死を操られていては、基本的にどうしようもなく、それこそ運命として受け入れるしかない訳で、そこに諦観や畏怖感はあっても、恐怖感はあまり感じられないですね。特に見ている側としては。「意外な死に方発表会」みたいな内容で、見ている間はそれなりに楽しめるものの、見終わった後には何も残らないです。ただひたすら不可知的な死に纏わり付かれているだけなので、もうひとつ何か工夫が欲しいところ。個人的には、やはり神や悪魔よりも「人間の思惑」が裏にあるほうがはるかに恐ろしいと思ってしまいます。