アメリカ版「ヤンキー弁護士になる」と、ど田舎でカルチャーギャ .. >(続きを読む)
アメリカ版「ヤンキー弁護士になる」と、ど田舎でカルチャーギャップに悪戦苦闘する都会人といったコンセプトの作品。しかし都会人といってもジョー・ペシは「グッド・フェローズ」のようなチンピラヤクザ。マリサ・トーメイはその情婦。2人のいかにもニューヨークのイタリア系ちんぴらと情婦といったいでたちには笑える。このジャンルで引用すべき定番の作品があるような気がするのだが思い出せない。「ドク・ハリウッド」は定番ではないし・・・。さて、突っ込むべきところはいろいろある。まず「ベスト・キッド」以来のラルフ・マッチオの出番の少なさ。ショーン・ペンがどうして弁護士になったのか背景がわからないし、マリサ・トーメイの車マニアぶりはいかにも強引だ。最後の「なんとか判事」というのも唐突な印象。お世話になった人物ということは、恐らく自分の裁判でのことだと推測されるが少しわかりにくいのでは?しかし最後はしみじみする。「これからもいろんな人に助けられるのよ」。さびれたダイナース、果てしなく続く田舎道、オープンカー、米国産B級映画の魅力は十分に堪能できるか。しかしマリサ・トーメイはよくこれでアカデミー取ったな。