合宿中にチームが纏まるのが簡単に進みすぎた嫌いがあるが、後半 .. >(続きを読む)
合宿中にチームが纏まるのが簡単に進みすぎた嫌いがあるが、後半に向かうに従って次第に引き込まれていきました。今までブーンの事を疎ましく思っていた近所の白人たちが彼の家に向かって歓声を上げた場面と怪我をしたゲリーをピーティが見舞う場面ではじーんと目頭が熱くなった。人種問題とスポーツを通しての友情とをうまく絡めて感動の名作に仕上げられています。ただ実話とはいえすべてが上手く行きすぎているし、人種間の軋轢や選手同士の不協和音が殆ど描かれていない点が気になった。またもし早い段階で試合に負けていたらコーチ・選手・町の人々はどうなっていただろう。学校は荒れ果て街はアメリカで最も人種差別の激しい街になっていたかもと思うと結果的に勝ち進んだからといって根本的な問題がすべて綺麗に片付いた訳ではないと思う。