この映画、前半と後半とではかなり違う感じですね。私も後半の方 .. >(続きを読む)
この映画、前半と後半とではかなり違う感じですね。私も後半の方が、主人公たちの恋愛だけじゃなくて、他の人たちの人間ドラマになっていて良かったと思います。ただ全体的にはあまり高い評価はできないなと思いました。私は泣くところまではいきませんでした。主人公たちについてですが、私はどうもローズは好きになれませんでした。ジャックは好きでしたけど。恋愛相手としてはローズの婚約者のキャルより、はるかに魅力的でしょう。まあキャルはキャルなりにローズを愛していたんでしょうけど。でもローズの望む愛し方ではなかったんでしょうね。それに人間愛の点でも、キャルはかなりジャックには負けますね。ジャックは女性の喜ばせ方もよく知っているなと思いました。どなたかもおっしゃっていたように、ローズが自由に生きる道を作ってくれたのもポイント高いですし。やはり女性はそういう男性にあこがれるところがあると思います。以前やっていた江角マキコ主演のドラマ「独身生活」の、いろいろなものに縛られていて自由に生きられない銀行員のヒロインの恋人になる記者も、ヒロインが自由に生きられるきっかけを作ってくれた男性ですし。やはりこの映画は、全体的に大味な感じの映画だと思いました。後半の人間ドラマも、描きこみ方が足りない気がしました。ただ沈没シーンはさすがに圧巻ですね。見ごたえがありました。特に船が垂直になっていくシーンなんて。音楽と映像も良かったと思います。