<ネタバレ>映画版「クレしん」で一番見応えのある作品。大阪万博世代、バブ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>映画版「クレしん」で一番見応えのある作品。大阪万博世代、バブル世代、現世代、全てが楽しめるエンタテイメント。就職して社会に出て大人になって子供時代の夢を忘れた疲れ果てた大人達。現実を覆い隠す世間体。これを見て現実を見つめ直す機会を持つのも悪くないと思う。適役のケンを津嘉山正種が当ててるのが渋い。
「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」一番の見所ははっきりとした敵がいない事にある。映画の設定上ケンを敵としてるが本当の敵は大人達自身だと思う。20世紀の過去に夢中になり21世紀の未来に背を向ける。ケンは大人達の夢を現実に導いてるに過ぎない。私は未婚だから現実は知らないが結婚して出産しても遊ぶ事は出来るはずだし趣味を持つ事も出来るはず。未来の為に努力をせず過去に現実逃避する大人達の気持ちが本当の敵だと思う。