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<ネタバレ>前作「カジノ・ロワイヤル」は007の誕生を、愛と裏切りとIT捜査と肉体アクションをごちゃまぜにして「チン」と描いたレンジケーキミックスのような秀作だった。その5分後からの続編である今作は、愛を失ったボンドが復讐に燃える殺人マシンとなり、水陸空の大活劇を演じるのであるが・・・なにかもの足りない。
そう、愛憎が足らない。今回のボンドガールに向ける007の愛は、娘を守る父親の愛情である。彼女もそれを受け入れ、そこに裏切りなどは存在しない。ゆえに観客は安心して見ていられる。ハラハラしないアクション映画なんて・・・
世界の観光地ガイド的な絵つくりもアクションシーンも悪役に見えない悪役も、「ネバーランド」監督のこだわりが感じられ、好感がもてるのだが、肝心の“濡場”が少ないと魅力半減。
そうです、ごめんなさい!個人的には今回のボンドガールの方がタイプだったので、彼女のベッドシーンを観たかっただけなんです・・・