<ネタバレ>大塚寧々の醸し出す「ほんわか」とした雰囲気がこの映画の魅力の .. >(続きを読む)
<ネタバレ>大塚寧々の醸し出す「ほんわか」とした雰囲気がこの映画の魅力の重要な構成要素だろう。
俳優陣もそれぞれ味を出していたが、唯一きたろうが物足りなかった(期待しただけに)。
題名の「笑う蛙」の意味について、クライマックス(この映画には似合わない言葉だが)で、大塚寧々が吉住の子供ができたことを告白し夫とは離婚し吉住と結婚すると宣言したとき、吉住(國村隼)のねっとりとした笑い顔で、あ「笑う蛙」そのものだと得心した。
もっともすぐあとに「うそぴょん!」となるのだが、吉住(國村隼)は気にもせず大塚寧々との新婚生活をはじめるのだろう。なにしろそんなこと(2回も伏線があったように)「蛙の面にションベン」だからだ。
ま、そこそこ楽しめる映画だった。ただ、倉沢は二日目に「約束どおり今夜出て行く」と言っておきながら三日目も納戸にいたのは「釣りの好きな墓石屋」に興味があったからなのだろうが、その居続ける伏線が弱かったのは残念だった。