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<ネタバレ>カルト的な人気作『悪魔のいけにえ』の前日譚でレザーフェイス誕生の物語。ポスターを見た瞬間、ホラーファンなら「なにこれ地獄のモーテルのマネじゃん」と思うでしょうね(まあアッチは豚だけど)。 ソーヤー家の末弟ジェドは5歳の誕生日に母親にチェーンソーをプレゼントされ、いけにえとして捕らえていた闖入者の殺害を母と兄から促されるが拒絶する。あのソーヤー家の血を引くものとしては比較的まともな感性を持っていたジェドが、ここからどんな修羅場を経験しレザーフェイスに覚醒するのか?と思っていたら、収監された精神病院や所長の圧政からの暴動で脱走した連中のロードムービーのような逃走劇が主軸のような作りになっていて拍子抜け。オマケに無駄にミスリードのようにレザーフェイス風の巨体の子がいるけど「なんか違うからこっちがレザーフェイスか」と思ってたら案の定だし脚本や演出がことごとく下手で雑なので退屈でしたね。先天性の皮膚病と梅毒だった顔の傷もしょうもない理由に変更してるし最後の覚醒シーンもそこまでの説得力がないのでピンとこない。グイグイくるイカれた母ちゃんの洗脳っぷりがクドいし仲間の死を見たり母親の煽りの影響ってのはベタすぎて意外性もない。コレを狂ってるレザーフェイスとソーヤー家の前日譚と言われても薄っぺらいし物足りなくて安直すぎてガッカリしますね。「意味不明な怖さ」の狂気っぷりがウケたので作るのであればもっとしっかり作ってくれよってつくづく思いました。 R-18だけど激しいグロシーンはほぼ無いからエロシーンが問題あるんだろうな。良かったのはいつも通りハンマーを振り下ろしていたジイちゃんくらいか。