<ネタバレ>概ね旧劇場版からさらに踏み込んだ補完版という感じでしたが、こ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>概ね旧劇場版からさらに踏み込んだ補完版という感じでしたが、こういう落とし方が無難でしたかね。シンは贖罪と救済の内容になっていますが、自らを肯定したシンジと拒絶した理由を語ったミサトや内面を掘り下げたゲンドウとのシーンは何だかんだグッと来ましたね。エヴァの呪縛から解き放たれ大人になったシンジとマリが手を繋いで駆け出して行ったとこでウルウルきましたわ。鬱になったシンジくん(庵野)は「君がどこにいても必ず迎えに行くからね」と言い切る強いマリ(モヨたん)に救済されて立ち直り立派な大人になったなと。宇多田ヒカルの『One Last Kiss』もハマっていて清々しいラストでした。『Beautiful World』の別バージョンもかかりますが全てを見終わって歌詞を考えると一層良く思えましたね。 「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」とシンジが言ってましたがエヴァからの卒業でもあり別れの言葉なんでしょう。震災や鬱がなければどんな物語になったんだろうとも思いますが、庵野の心象風景を描いたシリーズでしたねエヴァ。長い間お疲れさまでした。