<ネタバレ>原作未読。シャマランらしく計算したカメラアングルや見せない演 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>原作未読。シャマランらしく計算したカメラアングルや見せない演出で興味をそそられるし舞台設定と雰囲気作りは相変わらず匠の領域だなと思わせますが、終わってみると予告編と副題で出オチみたいな話で中身が無かった感じですね。 冒頭の養女がバッタ採集をしているとこで「本当に黙示録が起きつつあり世界が終わるか終わらないかなんだろうな」とは思いましたが、リーダー(バウティスタ一皮むけた感が)は知性を感じさせる柔らかい口調ながらもタトゥーだらけの厳つい身体だし、四人揃ってターゲットを痛め付けるために自作したような禍々しい武器を携えて押しかけ「家族の犠牲で世界の終焉を防ぐ」とか言われてもねえって思いましたね。それも時間制限で拒否られると一人また一人と訪問者が変わりに命を捧げ、そのたびにテレビを見て世界各地で天変地異が起きて多くの人々が巻き込まれるのを確かめるというのもよくわからない設定だしクドいなと。山小屋で過ごしていたゲイカップル+アジア系の養女の誰かが命を捧げれば世界が救われるってのも今の世の中を描いてるような嫌らしさを感じるし、犠牲になることで世界の終焉を止め救われたようですがあまりシックリ来なかったです。アメリカだと宗教観や政治思想からして問題提起してるようでもありますがウケたんでしょうかねえ。シャマランは何が気に入ったんだろうなこの話。