<ネタバレ>実在の話であるというのが興味をそそる(現実との食い違いが揉め .. >(続きを読む)
<ネタバレ>実在の話であるというのが興味をそそる(現実との食い違いが揉めたりはしたが)。クロウ演じる主人公の数奇な人生は壮絶。賞賛された学生時代から、転落、統合失調障害の発病など、観客たちは見ていて息苦しくなるが、ジェニファー・コネリー扮する妻の無償の愛に大きく胸を打たれ、しだいに本作品が愛の映画だと言うことに気付き出すはず。ラストのクロウのノーベル賞受賞にはその道程を思うと胸が熱くなる。クロウはオスカー受賞した「グラディエーター」なんかより、数倍名演技を見せる。数学者たちの奇妙な世界を皮肉を込めて描いているのも脚本が上手。