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<ネタバレ>アンソニー・ホプキンスは相変わらずの存在感。その存在感を凌ぐ演技をしていたのはレイフ・ファインズ。レクター博士の沈黙のほうを先に見たが、ダラハイド役ではレイフが圧倒的に胸に迫ってくる演技を見せた。その心理を深くえぐった描写で、ただの悪役では括れない複雑な心境の変化で一番際立っていた。ただ、ラストで顔を打ち抜いたはずなのに…という所は先があまりにも見え過ぎて、ちょっと残念。エミリー・ワトソンは、表情といい仕草といい素晴らしい演技だったが、何故ダラハイドに好意を持つようになり、ベッドを共にしたのかがあまりにも簡単な描写で、イマイチ感情移入できなかった。