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<ネタバレ>劇場で鑑賞中はあっけにとられていました。タイラーの生活風景が、アメリカに長期滞在していた経験のせいか匂いまで伝わってきそうで不快で、わけの分からない暴動には「なんだこれ?狂ってるだけじゃん!」って思っていました。ただの不快映画と思い不快指数が上昇しつつあったときに、二重人格の物語だということが分かって、ナレーションの如く飛行機急降下の気分。そして鑑賞後なぜかスッキリしていました。そして今でもDVDで見る度に色んな見方が出来て面白い。不快な気持ちも残っていますが、暴力描写は今では見ると気分解消できる。やりすぎだけど病みつきになる不思議な社会批判映画です。こんなハッピーエンドもあるんですね。