大戦末期のワルシャワ蜂起で、地下水道の迷路を必死で逃げ惑い生 .. >(続きを読む)
大戦末期のワルシャワ蜂起で、地下水道の迷路を必死で逃げ惑い生き延びてきた主人公が、戦後、自由主義的な政治信条に促されてテロに走り、人生に一瞬の希望の光を感じながらも、結局は転向できずに、もがき苦しみ自らの命を犠牲にするまでの三日間の出来事。主人公の生き様は、大国の支配と恐怖に翻弄され苦しみぬいたポーランドの歴史を象徴しているかのようでもあり、自らの父親を「カチンの森事件」で失った監督ならではの国家観、宗教観、政治観、人生観に対する全世界への強烈なメッセージのように受取れました。