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<ネタバレ>描きたいものの感触が伝わるだけに、物足りなさは感じた。ベタかも知れないけど、精神病の主人公の妄想だけでなく、ラストに本当にあったこと・・例えば、優しく大好きだったお母さんが、旦那さんの気を引きたくて、イボンヌ的になっていった様や、主人公を傷つけていったといった描写をカットバックで入れてもらいたかった・・そうじゃないと、精神病者の妄言で終わっちゃう感が強い。ミランダ・リチャードソンの演技は圧巻。ガブリエルバーンは『ユージュアルサスペクツ』に続きアシスト2点・・油断ならない攻撃的MF(サッカーね)なのは間違いない(笑)あと、クローネンバーグが内臓を見せずに内面を描こうとしたことは”グロ”ーネンバーグファンの自分も評価したい。