タランティーノの「ラム・パンチ」。大胆な脚色はあったものの7 .. >(続きを読む)
タランティーノの「ラム・パンチ」。大胆な脚色はあったものの70年代のクライムムービー(というよりクライムTVドラマ?)の雰囲気はよかった。思いをすぐにぶつけたり、激しく求めあったりしない中年の恋愛を、デニーロ扮するサカリのついたバカのsexをはじめ、殺伐とした空気がもり上げる。「110番街交差点」でパムグリアを登場させ、最後の別れのシーンで本人に口ずさませる演出もよかった。キャスティングの妙にもうなった。ただ、タランティーノ色とレナード色が相殺していた感は強い。