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<ネタバレ>自分はけっこう良かったな~。感動しました。ただ、全体的に雰囲気が暗くて寒そうで、イイ作品だと思うけど、何回も観たいとは思えない。でも、そういうところや近未来のどこか荒涼とした感じなど、私も手塚治虫の「火の鳥」と似てると思いました。最後のシーン、自分はハッピーエンドとは思えなかった。母親が一日だけよみがえるっていうのも、人間が越えちゃいけない一線という気がして(よみがえらせたのはロボットだけど)、傍から見るとちょっと恐ろしくもあるし、何より切ない…母親と一緒に眠りについても、ディビットは壊れて動きが止まってもそれは死ぬというワケじゃないから、何ていうか、死後の幸福みたいなものも味わえないんだろうなと思うと、どうしようもない悲劇に思えた。余談ですが、近い未来、この映画もそうだけど、人間の数ってやっぱりどんどん減っていくのかな?以前トリビアで、現在の少子化がこのまま続くと日本の人口が2999年には確か20数人になるってやってたんだけど、約千年後なんて歴史的に見ればほんの先だわ。原因は、今の日本が、エリート意識ばかり強くて、日本中が学歴競争社会に組み込まれてしまって学費や養育費がかかるからに他ならない気もする…。今は経済的に先進国だけど、国民の多様性がなくなってきて、豊かな未来を考えたりする心のゆとりは持っていない、精神面では遅れた国って気がしないでもない。個人的に感じたことですが(^^;