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<ネタバレ>予告を見れば、話に無理があるのは十分推測出きる訳であって、それでも何か一つでいいからアッと言わす展開を見せてくれると期待したのである。それがどうだ、許容範囲を遥かに超える偶然に頼っただけのストーリー、終始余裕が無く全く魅力を感じないジョディ・フォスター、最後の暴走&後味の悪さと近年稀に見る拍子抜け映画である。そもそも飛行機で席を勝手に移るという神経が分からない。搭乗時、幾ら空いているといえ子供は目立つもの、誰も見ていないなど絶対にあり得ない。ましてや乗客名簿に無いなどという馬鹿げた話、それによって犯人は自分の首を絞めるだけで、この時点でサスペンスとしては終わった。一番許せないのは、主役は飛行機の構造のプロかもしれないが、爆弾のプロではないだろう。プラスチック爆弾を嘗めていないか? もうこの手の行き当たりばったりで、主役さえ助かれば周りがどうなってもかまわないという自己主義にはウンザリである。