<ネタバレ>ノスタルジーが少しでも味わえるだろうと思い観たのが間違いだっ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ノスタルジーが少しでも味わえるだろうと思い観たのが間違いだった。感動とは程遠く、えもいわれぬ不快感がずっと残る。元々浅田次郎とは相性が悪いのだが、今回は人間性すら疑った。すべて岡本綾の扱いである。おぞましい近親相姦に、自分を消し去るという自殺とも言える行為。私は男性より女性、年寄りより若い者が不幸になる事に大きなショックを受ける。権力者が好き勝手に生きて隠し子を作り、それによって悲劇が起こるというのはもはや「金田一耕介」の世界ではないか。そもそも実の妹が愛人になっていたという何千万分の一という偶然を「はいそうですか」とすんなり受け入れる程素直ではない。タイムトラベルにしても、こんないい加減な作品を見たことが無い。3回目の満州か何処かに飛んだ戦争の所など、もはやコントである。堤真一はSABU映画の頃から好きな役者だし他にも良い役者が揃っていた、それだけに残念である。特に大沢たかおは演じていて恥ずかしくなかったのだろうか?