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お洒落なオープニングでかなり期待したのですが、見終わって複雑な気持ちに...。「んな訳ねえだろ!」というシーンの度に「実話だからな」と自分を納得させる。でも「ん?待てよ。全部実話とは限らんぞ」と思い直したりで、なんだか画面に集中できませんでした。「実話もの」って、たしかに傑作もあるけど(「大脱走」とか)それを意識させない映画的な完成度が大前提であって、これはただ単に荒唐無稽さを実話だということでエクスキューズしているような気がしてなりません。結局スピルバーグは何が言いたかったんでしょう?「世の中にはこんなに数奇な人生がある」「アメリカはこんなに懐の大きい国」ということぐらいしか思いつきませんでした。あと、結婚の動機がきっちり描かれてなかったのでは?どうせなら最後まで女たらしでいてほしかったな。