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<ネタバレ>フランス人の視点から見たユダヤ人が新鮮でした。 ユダヤ人を助けるフランス人もいれば、密告するフランス人もいるし、ユダヤ人を追い詰めるドイツ人もいれば、何とか逃がそうと考えるドイツ人もいる。戦争という時代なのだけど、必ずしもそれぞれ自分の国の立場から、物事を考えて行動しているわけではなく、あくまでも1人の人間として行動しているのが分かりました。 人を殺すには動機が追及されますが、人を救うことに理由なんて必要ないのですね。 この映画は「ドイツ人憎し」「ユダヤ人可哀そう」「フランス人偉い」と単純に思わせないところが、ただの娯楽作品ではないことを証明しています。最後に「ありがとう」といったユダヤの少年に対してバティニョールは「私のほうこそありがとう!」と応えた。 それが一番印象的なセリフでした。