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<ネタバレ>救いがないよね。あまりにも残酷な物語なので。せっかく夢と希望を持ってメキシコに渡ったのに、待ちかまえていたものは残酷な運命だった……これだけ見ていると人には関わりを持たない方が得みたいな話になってしまうので、あまり後味は良くありません。仕事と恋に破れ、少しばかり関わった少年の処刑(裁判なんてなかったから正しくは処刑ではありません)を目の当たりにし、牧場主の娘、ペネロペと恋仲になったがために、無実の罪で入れられた刑務所ではヒドイ目にあって、なんとかアメリカに帰ってきたマット・ディモン。刑務所から出るために、ペネロペはマット・ディモンと会わないことを親に誓う。心に傷を癒す最後の救いは、裁判官の「君は悪くない」という許しの言葉だったというのも……。う~ん、壮絶なストーリーだった……。一緒にアメリカに着いてくることを拒んだペネロペに絶望したとは思うけれど、でもきっと、ペネロペの愛はホンモノだったんだと思うよ。気休めかもしれないけれど、それくらいのことしか言ってあげられない。ヘビーです。