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とにかくすんごいセリフ量。ちょいとブラックだけれど笑えるセリフの数々に、細かな落としどころが、ビリー・ワイルダーの職人っぽさを感じさせてくれますね。あまりにも随所で落とされているため、ここで何を挙げればいいのかわからないくらいです。ドイツ人にロシア人などの気質が、ちょっと皮肉っぽく、それでいて面白く描かれているので、ぷぷぷっと笑うところがいっぱいあります。また、音楽もとってもいいですね。仰々しい音楽が主人公の慌ただしさを煽っています。東ベルリンのホテルでソ連代表者と会うときの音楽が♪Yes! We have no banana♪(『麗しのサブリナ』でヘプバーンが車を洗いながら鼻歌を唄うシーンの音楽)だったのでビックリ! ちょっと嬉しくなりましたよ(ウフフ)。しかしながらこの映画、観ていて本っ当に疲れるんですよぉ〜。何がって、はじめに申しましたとおりセリフが多すぎるからです。はい。頭が起きているときに、ちゃんと観てくださいませ(笑)。[良:1票]