ダークでありながらも美しい色調の絵と、そして音楽がとにかく良 .. >(続きを読む)
ダークでありながらも美しい色調の絵と、そして音楽がとにかく良かったです。正直ここまで面白いとは予測していませんでした。子供でも理解できるような単純なストーリーですが、この映画の持つ本質的な深みを感じ取るには大人な感覚が必要かもしれません。ダイレクトにお涙頂戴的なシーンはありませんが、そこはかとなく流れる愛と死をテーマにした諸処の演出に、胸が締め付けられるような切なさを感じました。音楽に関しては、ピアノ曲ではヴィクターのノクターン風のソロもエミリーとの連弾もどちらも名曲でしたし、(私が比較的嫌いな)ミュージカルでも、この作品に関しては物語の腰を折ってしまうような唐突な印象は全く無く、すんなりと受け容れられました。